伴野漆工藝製作所 は、現在準備中です。

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伴野漆工藝製作所が主催する能登半島地震復興支援プロジェクトです。

令和6年能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。犠牲になられた方々とご遺族の皆様に深くお悔やみ申しあげます。また、避難生活を余儀なくされた方々が、1日でも早く日常の生活へ復帰できることをお祈りいたします。そして安否不明の方々が一刻でも早く見つかることも心からお祈りいたします。

このたび令和6年能登半島地震からの復興のため、復興支援チャリティーをさせていただきます。

私たちは漆の仕事を生業としています。
その覚えた技術は、輪島で10年近くに渡り、生活し、修行をさせていただいき習得した賜物です。

日本が誇る輪島塗は漆芸技術の最高峰に数えられるもので、思い返してもその技術は極めて高いものでした。そんな高度な技術が確立したのは、輪島に住む人達が長い歴史の中で弛まなく積み上げてきた努力の結晶であることに他ならず、なにより漆を愛し続けてきた町であったことを私たちは知っています。
そして輪島から足を伸ばしていくと、七尾や珠洲、志賀町があり、それぞれの土地では何度もお世話になったし、沢山の思い出があります。

今、能登の人や町が被害に見舞われました。
何代にも渡って守り抜いてきた家や道具やそして技術者たち、更に沢山の思い出がある能登半島全土が被災に遭ってしまい、悲しみしかありません。
また、輪島で代々使われてきた漆芸材料や道具は今では手に入れる事が困難なものが多く、それらが消失してまった事は輪島塗だけでなく、漆器産業延いては日本文化においても大きな危機であることは事実です。

今回、私たちだからこそできることはないかと考え、今チャリティー活動の実施にいたりました。
まずは私たちが制作している漆器を販売し、最低限の原価だけを除いて収益の全額を被災地の復興の支援金にあてたいと思っています。また少し先にはなりますが、漆芸家や職人たちの再建のための支援に使いたいと思います。

この活動を通じて実際に漆器に触れていただき、特に輪島の人たちが愛し続けてきた漆への思いも想像していただけたら幸いです。